秋から冬の間の梅雨に入ったのでしょうか。
少し早めの「山茶花梅雨(サザンカツユ)」のような雨天がつづきました。
つるべ落としに日が暮れて、夕暮れがずいぶん早くもなり、昨夜は夕闇につられて早く寝てしまったので、夜中に目が覚めてしまいました。
40年ほど前に読んだカール・ヒルティの「眠られぬ夜のために」を思い出しました。
内容はとんと覚えていませんが、キリスト教教養主義的な印象は残っています。
その本は未だに母の住む実家の2階のボクの部屋の本棚にあり、ニーチェやサルトルやカミュー、ドストエフスキーの本たちと一緒に埃をかぶっているわけで、あの頃から42回目の冬をまもなく迎えるわけです。
ボク自身もすっかり埃をかぶり、シワも深くなり、ときおり猛烈に不機嫌になるジジイになってきました。

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