現代建築の美しい空間。
高い吹抜けと開放的なガラス壁、単一色の濃淡と明暗だけのmono toneで統一された広い空間、よくあるパターンだ。
広告や安っぽい掲示物がないのはいい。
京都の寺院や神社で、その景観に似つかわしくない掲示にどれほどがっかりすることか・・・。
でも、ベンチがないのは、なぜだろう?
ここは、憩いと癒しの場として設計されていないと思われ、瞑想の縁側ではないのだと理解した。
制服を着たガードマンが向こうから歩いてきて、カメラを手にしたボクと目があった。
彼に微笑みはなく、警戒と軽い威嚇を感じた。
通りすがりのwalkerを「おもてなす」空間ではなく、名古屋駅ビルのビジネスゾーンのエントランスだから、仕方がないのだろう。
世界はすべてボクに開放されているわけではなく、ボクは時として挙動の怪しい「不審者」として映ることを、自覚した。
名古屋駅ビル15階、ここはオフィスゾーンで、御用のない方は立ち入り禁止ということか。
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