日陰のない通りは、目がくらむほどの陽射しで灼けていた。
バッグにくくりつけている温度計を見ると、35℃を超えていた。
ボクは、「真如堂」までゆっくり歩いた。
日中でいちばん暑くなる時間帯だ。
神楽岡通ではだれも歩いてはいなかったと思うが、クラクラしていたので記憶が怪しい。
「真如堂」の赤門の手前には、中型バスがエンジンをかけたまま停車していた。
赤門奥の駐車場は、出る車、入る車が交差した。
7月25日、真如堂では「宝物虫払会」が開かれていて、檀家やら団体参拝者が多い。
参道の木陰で少し涼んで、三重塔の手前の「鎌倉地蔵」の祠に回った。
本堂の元三大師堂の前には仮設テントが張られ、参拝者から拝観料を徴収をしていた。
本堂前の賽銭箱の所で合掌することもままならないとは・・・。
今日は、このまま本堂脇を抜けて山手を辿り黒谷の金戒光明寺にいくことにした。
金戒光明寺の御影堂の大屋根の下に、西から東に黒谷を渡るいい風が吹いていたので、ボクは心地良く、しばらくノビていた。
※赤門をくぐり、元三大師堂に至る真如堂の参道

※いわくありげな、鎌倉地蔵

※くろ谷さん、金戒光明寺の御影堂。心地よい風が吹き、ボクはここの軒下でしばらくノビていた。

※金戒光明寺の鐘楼脇の、いい感じの土壁と屋根瓦構図。御影堂の日陰でずいぶん長い時間休憩したボクは、腰をあげ平安神宮まで歩くことにした。
