絵になって、いいな~って思いました。
すぐ右手の公園が「丸山公園」、すべての街灯に「長崎ぶらぶら節」って書いてあります。
かつて、江戸の吉原、京都の島原、大阪の新町とならび称された丸山遊郭のあった場所です。
行こうか行くまいか躊躇いながらも、「思案橋」を渡った男衆は丸山町とその奥につらなる寄合町に誘われていったようです。
いまは、丸山芸者の手配所である長崎検番や料亭やらが残っていますが、遊郭の名残は特に気づきませんでした。
かつて出島に出入りが許されていたのは、丸山の遊女だけだったそうで、遊女たちは、正覚寺脇の坂を下って川に出て、小舟に乗って出島にかよったそうです。
その狭い路地のような坂が、「丸山オランダ坂」と呼ばれています。
大浦天主堂やグラバー園を巡ったあと、ぶらぶら歩きするオランダ通りの脇にある「オランダ坂」は、異国情緒あふれる東山手の外国人居留地付近にある一帯の坂の一例ということだそうです。

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