名古屋をでたのが真夜中の3時、中央自動車道の恵那の手前から、空の色が紫になってきた。
妻籠に着いたのは4時25分頃で予定よりすこし遅れた。
駐車場は24時間利用可能なのは調べていた。だれもいない。
登山用に準備した食料や水、火器やクッカーはザックからおろし、車において雨具とカメラだけを持って妻籠宿の坂を登った。
ツバメが夜明けの補食飛行で低く飛んでいた。
夜明けの静寂の中、妻籠を40分ほどかけてゆっくり歩いた。
南信州の山にはガスがかかっていた。
馬籠に寄るかと考えたが、欲張らないよう自制した。
中津川に戻り、強清水(こわしみず)ルートで恵那山の隣の富士見台の登ることにした。登山口まで車で20㎞くらいだ。雨の装備は整っている。
早朝にスポットで観光して、まだ朝早いうちに登山する今回のパターンは、気に入った。









